文化祭で配った灘中入試模試をJPEG形式で掲載しています。
解答はPDF形式です。
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第11回(2007年度文化祭) |
・問題(PDF形式) |
・解答速報(PDF形式) |
・解説(1,2,3,5,7,10,11,12,13,14,15)(PDF形式) |
第13回(2009年度文化祭) |
・問題(PDF形式) |
・解答速報(coming soon) |
・解説(coming soon) |
灘中の受験を考えておられる小学生の方および保護者の方へ
こんにちは。本日は灘校数学研究部のホームページにお越しくださり有難うございます。また、灘中入試模試を解いてくださり、あるいは解こうとしてくださり、有難うございます。
さて、灘中の受験を考えておられる皆様方に、「灘中入試模試」に関してお伝えしなければならないことがあります。
時折耳にする話なのですが、文化祭にいらっしゃった小学生の方が灘中入試模試に挑戦なさり、全然解けずに落ち込んでしまわれるというケースがあると聞くことがあります。
どうやらわれわれが灘中入試模試を作成している意図がうまく伝え切れていないような感じがするのです。
灘中入試模試がこのようなタイトルで公開されているのは以下の理由によります。
@灘校生が作問しており、灘校の文化祭で配布している
A灘中入試の算数第一日目と出題形式が同じである
B問われる能力の種類が灘中入試の算数第一日目と似ている(「同じ」でないことに注意してください)
Aに書きましたように見た目が灘中入試の算数第一日目に似通っていることから、「灘中入試模試」を、本物の灘中入試の予想問題、あるいはその腕試しとして捕らえられる方が多くおられるようですが、実際はそのような意図で作られたものでは全く無く、難易度的に言っても本物の入試よりはるかに難しく、また本物の入試のように数分で解かなければならないものではなくむしろ何時間も何日も考えていただけるような内容になっているはずです。そのように作ってあるのです。
ですから、灘中入試模試の問題を何問解けたかということは灘中に受かるかどうかということには全く関係ないと考えてください。そして一問も解けなくても悲観はしないでください。実際解けないのが普通です。
とはいえ、問題を解くのに必要な知識は小学生のレベルで十分ですし、灘中入試の雰囲気を(本物より難しい問題で)味わっていただくという意味で、算数好きの小学生の方には(それ以外の方でも)楽しんでいただけると思っています。問題を早く解こうとせず、なかなか解けなくてもあきらめずに何時間も考えて欲しいのです。そうしてついに解けた時の喜びは普段味わうことのない格別なものだと思うのです。
お母さん方も、そもそもそういうものだとご理解いただいたうえで、お子さんに挑戦させていただきたいと思います。
もちろん何時間もこのようなもののために時間をとれることも余り無いと思いますが、少しの時間の合間にでも引っ張り出して考えていただければこれ以上の喜びはありません。
また、当然のことながら灘校数学研究部は灘中入試に全く関与していませんので、それぞれ別々のものとして励んでいただければと思います。
このような意図が今まで十分伝えられなかったこと、また(上に書いたことを前提にしても)少々難しすぎる問題が多くなってしまっていたことは当方として反省すべき点だと感じています。この場を借りてお詫び申し上げます。
灘校数学研究部
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